暑かった夏休みも終わり、旅行に行った人は写真がいっぱいたまっているかもしれません。最近はデジカメだけ持って旅行に行く人が多いと思いますが、暇なときに整理しておかないとわけがわからなくなってしまいます。
クリニックでも術前、術後とたくさん写真をとるのでせっせと整理しています。電子カルテを導入しているクリニックだとそのままデータベースに写真を取り込んでいる人も多いかもしれませんが、取り込む前にファイル名を変更しておいた方がよいかもしれません。
当院の場合だとファイルを見ただけでいつ、どこで、誰の写真をとったのかわかるようになっています。例えば岩槻院で2007年8月31日にカルテ番号岩槻9999の患者さんの写真をとったとします。通常デジカメからPCに写真を取り込むとデジカメの製造会社によりデフォルトで先頭に英数字がつき連番が後ろにつくようになっています。これだと写真の内容が全くわからないのでこれを20070831i-i9999_01のように変更します。これだとファイル名が重複することはありません。写真が少ない場合だと手動でファイル名を変更していけばいいのですが、多くなると面倒くさくなります。
当院ではデジカメNinjaを使ってファイル名を変更しています。デジカメからNinjaにファイルを取り込み、カルテ番号9999の写真をすべて選択して、一括処理>Exif記述の一括書き込みをクリックしてカルテ番号+ハイフンを入力します。上の場合だとi9999-と入力します。その状態でファイル名の変更をすると後ろにアンダースコアー+連番で自動的にファイル名が変わってくれます。こうするとファイル名だけ見ると一発で写真が整理されます。
一般の人の写真整理だとイベント毎にフォルダを作ることから始めます。仮に2007年8月にハワイ旅行に行った時の写真だとします。デジカメから写真を取り込み、200708ハワイというフォルダを作成し、その中にすべて写真を放り込みます。ViXというフリーの画像ソフトがあるので入手すると便利です。すべての写真を選択してファイル>名前に変更をクリックします。先頭の名前に200708ハワイと入力します。連番部の数字桁数を写真の枚数に応じて3ないし4を指定してOKをクリックすると、自動的にイベント別連番付きファイル名のできあがりです。