ネットワーク

YAMAHAルーター「RTX1210」でポートVLANの設定方法

投稿日:2018年4月17日 更新日:

RTX1210のLAN1ポートは8個あり、通常は同一セグメントのスイッチングハブとして機能します。ポートVLAN機能を使えばポートごとに仮想的に異なるセグメントにすることが可能。会社では部門ごとに異なるセグメントにしたい場合、LAN1を8個の仮想LANとして個別のIPアドレスを設定し、部門間の通信を遮断したり、ゲスト用のアクセスポイントを設定してセキュリティを高めることなどに利用されます。今回は8ポートすべてを異なるVLANで設定してみましょう。

RTX1210の初期IPアドレスは192.168.100.1ですが、ポート番号とIPアドレスの対応がわかりやすいように192.168.1.1に変更しました。以下のようなセグメントになるように設定します。

  • ポート1(192.168.1.0/24)
  • ポート2(192.168.2.0/24)
  • ポート3(192.168.3.0/24)
  • ポート4(192.168.4.0/24)
  • ポート5(192.168.5.0/24)
  • ポート6(192.168.6.0/24)
  • ポート7(192.168.7.0/24)
  • ポート8(192.168.8.0/24)

設定方法

YAMAHAのサイトからテキストをダウンロードして、一部改良してtftpコマンドで流し込む方法も取れますが、今の環境を維持しながら変更したい場合はRTX1210にログインしてWebからコマンド入力して変更していきます。

LAN1をポートVLANへの切り替え

RTX1210にログインしてコマンド入力する場合、設定用のPCを必ずLAN1ポートに接続

lan type lan1 port-based\option=divide-network

と入力してLAN1ポートを分離設定しようとしたが、失敗。エラー:重複して使用できない設定がありますとログ表示

原因はL2MSの設定がされていたためでした。L2MSとはヤマハ製スイッチ以外がルーターのLAN1に直接接続されることを防ぐための機能です。

switch control use lan1 off

が設定されていたためコマンド削除

no switch control use lan1 off

上のコマンドを入力して実行すると削除成功、保存成功

そのあと再度

lan type lan1 port-based\option=divide-network

を実行したところポートVLAN設定が成功しました。

VLANとポートの対応付け

  • ポート1をVLAN1
  • ポート2をVLAN2
  • ポート3をVLAN3
  • ポート4をVLAN4
  • ポート5をVLAN5
  • ポート6をVLAN6
  • ポート7をVLAN7
  • ポート8をVLAN8

に設定するには以下のコマンドを入力

 

※ポート1~6をVLAN1、ポート7をVLAN7、ポート8をVLAN8に設定する場合は

 

VLANのIPアドレスを入力

以下のようにポート1~8のアドレスを設定するとします

  • VLAN1のアドレスを192.168.1.1/24
  • VLAN2のアドレスを192.168.2.1/24
  • VLAN3のアドレスを192.168.3.1/24
  • VLAN4のアドレスを192.168.4.1/24
  • VLAN5のアドレスを192.168.5.1/24
  • VLAN6のアドレスを192.168.6.1/24
  • VLAN7のアドレスを192.168.7.1/24
  • VLAN8のアドレスを192.168.8.1/24
 

VLAN1のアドレスはLAN1アドレスが反映されるので入力する必要はありません

各VLANからDNSのアクセスを許可

dns host any

DHCPサーバーの追加

ポート1DHCPサーバー設定済の場合、ポート2~8までを追加してください。ポートのアドレスは1なので2~191の190個のアドレスをDHCPサーバー機能により割り当てていきます。割り当てるアドレスの数は適宜変更してください。

RTX1210のどれかのポートにローカルルーターを接続する場合、ローカルルーターによるDHCPサーバー機能を使うのでRTX1210側のDHCP機能は削除しておきます。例えばVLAN8に無線LANルーターを接続した場合、dhcp scope 8 192.168.8.2-192.168.8.191/24を削除しておきます。

 

フィルターの追加

もともと設定していた192.168.1.0/24以外に7つのVLANが作成されたので、1022~1028 1032~1038を追加してください。

 

部門間の通信を遮断するには

以下のフィルターを追加します

 

以上で部門間の通信は遮断されます。

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