今まで岩槻院はADSLを使っていましたが、ときどき通信が途絶えたり、上りの速度が遅いので写真を大量にサーバーに転送するのに時間がかかっていました。去年の12月2007年に岩槻でもようやくBフレッツが利用できるようになりました。ADSLに比べると安定しており、スピードも十分。これで自宅、武蔵浦和、岩槻と3拠点でBフレッツでつながり、十分なスピードを何に使うか考えています。
今までインターネットVPNで3拠点をつなげていましたが、今年からはNTTのフレッツグループアクセスライトを使ったVPNに変更しました。グループアクセスライトは1拠点735円でとても安い。インターネットVPNはいくら暗号化しているとはいえ、誰でも通信できるインターネットなので、100%安全を保証するものではありません。フレッツグループアクセスだとNTTの閉域網を使うのでセキュリティもアップするし、ベストエフォートのインターネット網と比べると、スピードもアップしています。グループアクセス間の接続ならプロバイダー契約の必要もありません。LAN間接続もグループアクセスプロでなくてもライトでOKです。グループアクセスの中でIPsecやPPTPを利用して暗号化することも可能ですが、ある程度信頼できるNTT閉域網の中でわざわざPPTPやIP Secを利用したトンネルを作成するのは、スマートなやり方ではありません。 この問題を解決するために、ip over ipを使ったトンネルで対応可能です。IP over IPとは暗号化をしないでトンネルだけを作成することです。
今まではインターネットVPNを実現するためにプロバイダーを3契約していましたが、2つ解約して、1契約としました。プロバイダーはインターリンクで固定アドレス1個の契約で2100円なので、2100円×2カ所=4200円の節約になり、グループアクセスライト3契約の735円×3=2205円増えても、約2000円通信費コストダウンとなりました。3拠点間の通信はグループアクセスを利用し、インターネットの接続は1カ所だけにすればいいわけです。グループアクセスを通って1カ所から外に出ていけば3拠点どこからでもインターネットにつながります。1拠点からしか外に出ていかないので、セキュリティのチェックも1カ所だけですみます。
以前はそれほどでもなかったのですが、不正アクセスにひっかかっているパケット(ポートスキャン他)も見受けられます。YAMAHAのルーターはファイアーウオールも強固なので比較的安心です。本当はハードウェアのファイアーウオールを使った方がより安全なのかもしれませんが、以前使っていたCISCOのPIX515は音がうるさすぎて、とても自宅では使う気になれません。