ファイルメーカーサーバー5.5用PCが壊れたのをきっかけに、そろそろバージョンアップを考えています。
現在の使用状況
- サーバーはファイルメーカーServer5.5
- クライアントは5と5.5と6の混在
の構成で使用しています。
1997年から使っているので、操作性をあげるためにいろいろ工夫をしています。バージョンアップしてスクリプトとかが使えなくなると面倒くさいのでそのままにしていました。
最新バージョン
FMServerの最新バージョンは9、クライアントも9になっています。実はVer.7から大幅にファイル構成が変わっており、コンバートしなければそのまま使うことはできません。ためしに今まで使っていた電子カルテをコンバートしたところ途中で止まったり、エラーが出てしまい、簡単にバージョンアップできませんでした。
今までのファイルのリレーションが複雑な構成になっているのが原因なのか、スクリプトの数が多すぎ関数も大幅に変更されているようなのでそれが原因になっているのかよくわかりません。何回行っても同じところでとまってしまうので計算式などを除いたテキストだけインポートして、計算式やリレーションなどは手作業で組換えをしています。結構面倒くさい作業です。
本質的な使い方は変わっていませんが、ファイル構成が変わっているので大幅なバージョンアップになっています。
バージョンアップの主な内容
- 1ファイルに複数のテーブルを持つことができ、ファイル数を減らすことができる。今までは別ファイルにしてリレーションをくまなければならなかったのが一つにまとめられる。そのためアカウント、パスワードなど一つにまとめることができ、アクセス制限なども簡単になった。
- 1ファイルの扱うデータ量が大幅にアップし8TBと従来の約4000倍の容量となっている。画像データベースとして容量を気にしないで構築できるようになった。
- 従来のリレーションは1対1のリレーションしか設定できなかったが、多対多のリレーションが設定できるようになったので無理矢理計算式を作ってリレーションを貼る必要がなくなった。この機能のおかげでリレーションがシンプルになった。
など相当使いやすくなった印象があります。
今年中にバージョンアップできるかどうかわかりませんが、しばらく試行錯誤してみます。