事業用でPCを使っていると、だいたい3年くらいで電源関係のトラブルが出ることが多い。特に電源を常にONにした状態で使っていると、よほど信頼性のある電源を使っていない限り故障します。
5年以上もてばラッキーで、電源以外にハードディスクの故障も起きてきます。また故障しなくてもWindowsがアップグレードしたりアプリケーションが肥大化してきてCPUの速度が十分ではなくなります。そうすると新しいパソコンを購入することになり、もしハードディスクが故障しなければハードディスクがどんどんたまってきます。こういうときは外付けUSB用のハードディスクとして再利用するとバックアップ用に使えるようになります。
今回10台ほどパソコンからはずしたハードディスクを整理することにしました。20GB~500GBまで容量はさまざまですが、まずハードディスクの中身のチェックをします。もし保存しておいたほうがよさそうなファイルは他のハードディスクに保存します。マイコンピューターの中documents&settingsを開いて保存すべきfileは他の外付けHDDなどにバックアップします。
接続は今主流のSATA(シリアルATA)と以前のIDEの両方が使える接続キットが販売されています。使っているのは「つながるKIT USB light」(novac製)です。電源もSATA用とIDE用両方使えるようにアダプターがついています。3.5inchだけではなくノートパソコン用の2.5inchをつなぐアダプターもついています。USB接続をすると故障してなければドライブが認識されます。
バックアップをとったら今度はフォーマットをします。今回はNTFS形式ですべて再フォーマットしました。fat32形式だとDVDデータのような大きなファイルを保存することができなくなるのでNTFSを選択。100GB前後だと比較的速くフォーマットできるのですが、500GB~1TBくらいになると夜中にフォーマットをかけたほうが無難です。結構時間がかかることを覚悟してください。
フォーマットができたら再利用できるのですが、裸のままだとイヤだという人は専用の外箱も売っています。中を開けて電源とインターフェイスをつなげるだけです。裸族といってそのまま使う人も結構いるようですが、持ち運びしにくいです。3.5inchのハードディスクは重いので50GB以下だと持ち運びはしたくなくなるかもしれません。DVDディスク1枚で4.7GBあるから10枚でもHDDより軽いです。