前回の記事でMZK-SA300D(アクセスポイント)のファームウェアをMZK-MF300D(ルーター)の最新ファームウェアにアップデートすることにより、アクセスポイントがルーターに変身することを書きました。
MZK-SA300D(アクセスポイント)ではLAN1とLAN2がLAN端子として使えましたが、ルーターになるとLAN1端子がWAN、LAN2端子がLANに変更されます。PCと直接つないで設定するときはPCとMZK-MF300DのLAN2端子をLANケーブルで接続してください。
MZK-MF300D(ルーター)を社内の無線LANとは違うセグメントのローカルルーターとして使うのが今回の目的。ローカルルーターとすることにより違うセグメントのWi-Fi環境を作ることができ、セキュリティを高めることが可能になっています。まず無線LANの設定から行いましょう。
目次
無線LANの設定
MZKシリーズの無線LANは仮想APがデフォルトでONになっています。使わない場合は必ずOFFにしておきましょう。デフォルトではパスワードなしで通信できるようになっているのでセキュリティ上好ましくありません。5GHzと2.4GHz両方に仮想APが設定されています。
仮想APの設定
仮想AP(5GHz)▶ 使わない設定
無線LAN>無線LAN(5GHz)>[仮想AP]をクリック
仮想AP1の☑をはずして[適用]をクリック
[再起動]をクリック
仮想AP(2.4GHz)▶ 使わない設定
次に無線LAN2(2.4GHz)の仮想APも使わないように設定
[仮想AP]をクリック
仮想AP1の☑を外して、[適用]をクリック
[再起動]をクリック
屋内では5GHzが使え、速度も速いし、電子レンジなどの影響も受けないので2.4GHzを使わないようにしてもいいかもしれません。
無線LAN2(2.4GHz)▶ 使わない設定
無線LAN>無線LAN(2.4GHz)>[無線機能を無効にする]に☑をいれて[適用]をクリック
[再起動]をクリック
設定の変更に成功しました
SSIDの変更
SSIDをわかりやすいように変更しておきましょう。
無線LAN>無線LAN(5GHz)>SSIDの名前を入力して[適用]をクリック
[再起動]をクリック
設定の変更に成功
パスワードの変更
無線LAN>無線LAN(5GHz)>セキュリテイ>プレシェアードキーを入力して[適用]をクリック
[再起動]をクリック
ローカルルーターとして使う
ネットワークを見るとルーターモードとして作動しているのがわかります。LAN1ポート(WANポート)を会社のメインで使っているセグメントのLAN側に繋いでいないので、DHCPからIPアドレスがもらえていません。接続してネットに繋がれば設定は完了です。