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ひかり電話アダプター「PR-400NE」を使ってYAMAHA VoIPルーターをSIPクライアントとして登録する方法

投稿日:2017年10月9日 更新日:

ひかり電話アダプターとしてNTTのPR-400NE(NEC製)を使っていますが、通常ひかり電話として使う場合、PR-400NEのアナログ端子(2つ)に電話をつなげば普通に使えます。

またPR-400NEにはSIPサーバー機能があるので、SIP電話機をつなげたり、SIPクライアント機能を持つVoIPルーターを接続してアナログ端子を増やすことも可能になっています。

今回はPR-400NEのSIPサーバー機能の設定とYAMAHAのVoIPルーターRTV700のSIPクライアント機能を設定してみましょう。RTV700は余っていたので使いましたが、RT57i、RT58i、NVR500でも同様にSIPクライアントとして設定可能です。

PR-400NE(SIPサーバー)の設定

PR-400NEの初期アドレスは192.168.1.1、DHCPサーバー機能がONになっているので、PR-400NEのLAN端子とPC(DHCPクライアント機能ON)を接続すると、自動的にPCがIPアドレスを取得し、192.168.1.2が設定されます。

機器設定用パスワードの初期設定

初めてPR-400NEの192.168.1.1にログインすると、機器設定用パスワードの初期設定を要求されるので設定しておきましょう。

同じパスワードを2回入力して[設定]をクリック

  • ユーザー名▶user(デフォルトで決まっています)
  • パスワード▶設定した初期パスワード

を入力して[ログイン]をクリック

設定が完了して、詳細な設定を行うために[OK]をクリック

詳細設定

利用タイプの選択は通常は[インターネット接続先を設定しない]を選択

  • インターネット接続を設定する
    →PR400NEをルーターとして使用
  • インターネット接続を設定しない
    →PR400NEをVoIPアダプターとして使用し、PPPoEパススルーの設定

電話設定>内線設定から内線番号3の[編集]をクリック

今回YAMAHAのRTV700をSIPクライアントとして設定

  • ニックネームをRTV700に変更
  • RTV700のMACアドレスを入力
  • ユーザーIDは0003のまま
  • 入力されているパスワードをメモしておく。他のパスワードに変更してもよい。

[保存]をクリック

以上でPR400NEのSIPサーバーとしての設定が完了しました。

RTV700をSIPクライアントとして登録

RTV700のLANアドレスをPR400NEと同じセグメントになるように変更

192.168.100.1から192.168.1.100に変更

RTV700の初期IPアドレスは192.168.100.1に設定されいている。PR400NE(192.168.1.1)と同じセグメントになるように192.168.1.100に変更。192.168.1.2~192.168.1.254になるように設定すればOK。RTV700の初期設定でDHCPサーバー機能がONになっているので、RTV700のLAN端子とPCをLANケーブルで接続すれば自動的にPCは192.168.100.***が取得できるはず。

RTV700の初期IPアドレス(192.168.100.1)にログイン
>[詳細設定と情報]をクリック

LANの設定(IPアドレス、DHCPサーバー)の[設定]をクリック

  • プライマリー・IPアドレスを1921.168.1.100に変更
  • DHCPサーバー機能はPR400NEとかぶってしまうので使用しないように☑をはずす

以上でLANアドレスが変更されました

PCのアドレスを192.168.1.2に変更

RTV700のDHCPサーバー機能をOFFにしたので、192.168.1.100にアクセスするためにPCのアドレスを静的に192.168.1.2に設定しておく。
コントロールパネル>[ネットワークの状態とタスクの表示]をクリック

[イーサネット]をクリック

 

[プロパティ]をクリック

インターネットプロトコールバージョン4(TCP/IPv4)を選択しておき、[プロパティ]をクリック

  • IPアドレス▶192.168.1.2
  • サブネットマスク▶255.255.255.0
  • デフォルトゲートウェイ▶192.168.1.100

を入力して[OK]をクリック

新たに設定したRTV700のIPアドレス192.168.1.100にログインして電話の設定

設定したRTV700の192.168.1.100にログインすると設定画面が出てきます。このときはパスワードが設定されていないのでダイレクトに画面が表示されます。[電話の設定]をクリック。

電話の設定>VoIPの設定の[設定]をクリック

電話の設定>VoIPの設定>VoIPの基本設定の[設定]をクリック

電話の設定>VoIPの基本設定>VoIPの基本設定>VoPIの共通設定の[設定]をクリック

VoIP機能で☑使用するにチェックをいれて、[設定の確定]をクリック

VoIP機能を有効にするために再起動を実行

再起動が完了したら再びアクセスを再開します

RTV700をSIPクライアントとして設定

電話の設定>IP電話サーバの設定の[設定]をクリック

 

手動設定に☑を入れて、[次へ]をクリック

 

[その他の]IPサーバ]をクリックして、[次へ]をクリック

以下の情報を入力

  • SIPアドレス▶3@192.168.1.1(内線3に相当)
  • サーバアドレス▶192.168.1.1(PR400NE)
  • ユーザID▶0003
  • パスワード▶PR400NEで設定したパスワード
  • TEL1ポート▶プレフィックスとして「0#」を設定
[設定]をクリック

以上でIP電話サーバの設定が完了しました

もう一回PR400NEにログイン。電話設定>内線設定を開く。
内線番号3のRTV700の登録状態が登録済になっていればすべて完了です。

RTV700_SIPクライアント機能の問題点

  • 保留および保留転送ができない
  • なぜかプレフィックスなしの直接発信設定ができなかった。設定を確認しても直接発信がないにも関わらず、ISDN経路ですでに直接発信を使っていて変更できないと表示されてしまう。

試していませんが、保留、保留転送をする場合は専用のSIP電話機の方がいいのかもしれない。PanasonicからSIP電話機が販売されています。

 

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