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FileMaker で「条件付き書式」設定をして入力ミスをなくす

ファイルメーカーで入力必須の「フィールド」内容が未入力になっている場合、目立つように表示してくれると便利です。Ver.6までは、未入力チェックフィールドを計算式で作成して、そのフィールドを目的のフィールドに重ね合わせることにより未入力を表示させていました。今では条件付き書式設定を利用すれば簡単に表示を目立たせることができます。

未入力フィールドのチェック方法

以下は診療カルテですが、生年月日のフィールドが未入力のときにフィールドの背景を赤で塗りつぶす設定をしてみましょう。

レイアウトモードにして生年月日フィールドを選択した状態で

  • マウスの右ボタンクリック>コンテキストメニューから[条件付き書式]を選択 or
  • メニューから書式>[条件付き…]を選択

[追加]をクリックして条件と書式を設定。

条件として値が「空欄」を選択

書式で塗りつぶし色を選択、今回は赤を選択しました。

  • 条件(生年月日の値が空欄)
  • 書式(赤で塗りつぶす)を確認したら[OK]をクリック

条件付き書式が設定されると、フィールドオブジェクトにマークが出るようになっています。

ブラウズモードにして生年月日を一時的に消去すると、赤く塗りつぶされています。

ある特定の条件を満たすフィールドを目立たせる

今度は未成年の人の年齢を赤字で表示してみましょう。またレイアウトモードにして、「年齢」フィールドを選択して右クリック、[条件付き書式]をクリック

[追加]をクリック

条件として「計算式が」を選択

[指定]をクリック

以下のような計算式が出てきますが、選択して削除してください。

年齢フィールドを選択して、右の演算子から「<」を選択して、その後「20」を入力して[OK]をクリック

計算式が・・・年齢<20になっていることを確認

文字色のところで赤を選択

条件付き書式の条件と計算を確認、問題なければ[OK]をクリック

20歳未満のカルテを検索して表示すると、文字色が赤色に変更されました。

参考 条件付き書式を使わない場合

上の例で年齢が未入力の場合、赤いを表示させるには計算フィールドを利用します。

「年齢未入力チェック」を以下のように作成

  • If(IsEmpty(年齢);”■”;””)
  • 計算フィールド

このフィールドを年齢フィールドに重ね合わせ、色を赤に設定すれば、条件付き書式と同じことができますが、フィールド毎に未入力チェックフィールドを作る必要があり余分なフィールドが増えてしまいます。

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