ファームウェアの更新はRTX1210の「ネットワークの見える化」により簡単にできるようになりましたが、Windowsの「tftpコマンド」を使えばYAMAHA製ルーターすべてにファームウェアの更新をすることができます。
目次
tftpコマンドによる更新方法
tftpコマンド有効化(Vista 以降)
Windows Vista以降では、初期状態で tftpが使用できないようになっています。Windows の[コントロールパネル]から[Windows の機能の有効化または 無効化]画面を表示し、tftpクライアントを有効化しておいてください。
Windows10の場合、コントロールパネル>[プログラム]をクリック
[Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックTFTPクライアントに☑をいれて[OK]をクリック
設定を許可するPCの指定
デフォルトではtftpコマンドが使えるPCが指定されていないので、あらかじめ指定する必要があります。
YAMAHAルーターにログインしてから指定
設定するPCのアドレスが192.168.100.2ならばYAMAHAルーターにログインして保守から次のようにコマンド入力してください。
tftp host 192.168.100.2
RTX1210では管理>保守>コマンドの実行
TeraTermで指定
管理者モードから
#tftp host 192.168.100.2
#save
で保存してください。
一番簡単なのは、下のようにすべて許可(any)することです。
pp接続を遮断
プログラム更新中の不安定な状態を避けるために、PP 側の通信を中止しておいたほうがいいかも。しなくてもたいていは更新できます。YAMAHAルーターにログインしてから「pp disable all」この場合は、save コマンドを実行していないので再起動するとPP 側の通信が実行されます。
転送開始
Windows のコマンドプロンプトを起動して、以下のように入力
C:¥>tftp -i 192.168.100.1 put rtx1210.bin exec
Transfer successful: xxxx bytes in x second, xxxx bytes/s
と表示されれば成功!
ファームウェアを不揮発性メモリに書き込んでいる間、microSD、USB、DOWNLOAD の ランプが交互に点灯。不揮発性メモリへのファームウェアの書き込みが完了すると、自動的に本製品が再起動。 再起動するまでの間は、絶対にルーターの電源を切らないように!
正しく更新されたかの確認
本製品のコンソールで、「show environment」 コマンドを使用して、ファームウェアが正しくリビジョンアップされたことを確認。
コマンドを入力しなくても、ルータにログインすると最初の画面にファームウェアのバージョンが表示されるようになっています。