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電話主装置による転送機能

YAMAHA RTシリーズ(RT57i,58i.RTV700等)のカスケード機能やNTTのボイスワープを使うと、どこにいても電話を受けることができ便利です。ただボイスワープの場合転送を開始・停止する必要があるので面倒くさい。最近の主装置はこのあたりもよく考えられており、主装置にIP電話用のカードを挿し、サテライトオフィスが実現できるものも出ています。

当院ではナカヨの主装置「NYC-iA V2 modelS」を使用していますが、IP電話用のカードを入れることによりIP電話機を最大4台まで収容することが可能。5台以上必要な場合はmodelMもしくはmodelLになります。

IP電話機は従来の電話線ではなくLANケーブルで接続。IP電話機を導入するためにはあらかじめVPNを導入しておく必要があります。当院では以前はインターネットVPNを利用していましたが、今はNTTのグループアクセスライトでつないでいます。

本店と支店にVPNを導入すると、本店にだけNTT回線を契約し、支店はNTT回線の契約が不要になります。主装置にIP電話機端末用のカードを挿し、本店にかかってきた電話を本店のレガシー系電話機および支店のIP電話機に鳴るように設定すればどこにでも電話がつながります。もちろん支店からはVPNを利用して、外線発信も可能。本店で電話をとったが支店の担当者に電話をまわしたいときも、保留ボタンを押し、内線電話で支店の担当者を呼び出せば、そのまま転送することも可能。本店でも支店でも電話の使い方は全く同じなのでとても便利です。

YAMAHAの親子カスケード機能やTAの疑似転送機能は支店の電話が本店より2,3コール遅れて鳴るのですが、主装置にIP電話用のカードを挿して転送すると、ほとんど同時に本店および支店の電話が鳴ります。もちろん本店と支店の連絡は内線電話で無料電話ができます。レガシー系の電話とIP電話機には内線番号が設定可能なので内線ボタン+内線番号で相手の電話につながります。

最新バージョンのNYC-iAV3ではFMC(Fxed Mobile Convergence)も実装しています。FMCとは携帯電話を事業所の中では固定電話の子機として使え、外では携帯電話として使える機能です。NTTのFomaの一部の携帯電話だけのようですが、これも便利な機能です。

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