7月1日よりUQコミュニケーションズによるUQ WiMAXの商用サービスが始まっています。2月より試験的に行われていたが、首都圏、京阪神、名古屋市の一部で開始された。
- 下り最大40Mbps
- 上り最大10Mbps
と携帯の3Gサービスと比較すると5倍以上速い。
実際試してみたが2.5Mbps以上は出ている。
携帯電話の3Gサービスによる通信は音声の上にデータを送信するのですが、WiMAXの場合はIPベースの無線通信です。またWiMAXは接続方法もすごく簡単。
もともとPCの中にWiMAX通信モジュールがついていない場合はUSB接続用の通信機器を購入する。I・Oデータ製の機器を購入したが、どこのメーカーのものでも大差ない。価格は14800円で購入。
PCに接続するとデバイスドライバが自動的にインストールされ、次にネット接続サービス事業者(ISP)と契約をかわすだけで利用可能。ISPはUQコミュニケーションズを選択したが、どこのISPでも料金は横並び。UQの場合は定額制のUQ flatが基本で、登録料2835円、月額料金は4480円。ADSLや光のような工事も不要、携帯3GサービスのようなSIMカードも不要。基本的にはUQはWiMAXのインフラを提供し、ISPは自由に選択できる水平分業型のサービスです。WiMAXは携帯のような垂直分業型ではないので快適な通信環境が整えば急速に普及するような気がする。始まったばかりのサービスなのでつながるかどうかは使わなければわからない。UQでは Try WiMAXを提供している。登録料無料で15日間無料で使えるお試しサービスです。
早速どの程度の速度がでるのか?電車の中で実験してみました。
埼京線武蔵浦和駅から大宮駅、野田線大宮駅から東岩槻駅までつなげたところ、埼京線の沿線では中浦和から南与野駅までつながらなかった。与野本町駅周辺は良好。大宮駅の地下に入るとまったくダメ。野田線は北大宮、大和田あたりの接続が悪い。といった具合なので快適に使用するためにはまだ時間がかかりそうだが、つながっているときは2.5Mbps以上は出ているので動画も快適である。携帯3Gサービスだと動画では時々とぎれとぎれになることもあります。
携帯陣営はイーモバイルが下り最大21.6MbpsのHSDA+サービスを開始している。またウイルコムは上り下りともに最大20MbpsのXGPサービスを10月に開始する予定、ウィルコムは9月24日に事業再生実務化協会への事業再生ADRの手続きを正式申請しているので新しいサービスとしては先行き不透明です。2010年には3.9GのLTE(Long Term Evolution)が登場するといわれています。
WiMAXまとめ
- 下り最大40Mbps 上り最大10Mbps。
- 標準で時速120kmの高速移動中でも利用可能。
- UQ以外の仮想移動体通信事業者(MVNO)もISPとして選択可能。
- インテルが主導しているので今後のノートPCやネットブックには無線LAN機能のようにWiMAXモジュールが標準装備されると予想される。
- WiMAXを無線LANにするモバイル用の小型ルーターの開発など。