SuicaやPasmoなどやお財布携帯は「FeliCa」が使われていますが、中身どうなっているのでしょうか?
駅の改札を通るとき、お財布から出さなくてもいいのですが、実は無線を使用しています。13.56MHzの電波で212kbpsの「マンチェスター方式」というノイズや距離の変動に強い通信を使っています。
またFeliCaは電池を内蔵せずデータの認証や書き換えが可能になっています。これはリーダー/ライターが磁気をはっせいすることで電流が流れる「電磁誘導」の原理を利用している。
FeliCa内のデータはすべて暗号化されておりVPNで使われている「トリプルDES」という3つのキーで暗号化をおこなっています。またそのアクセスキーは1回の使用毎に新しく生成されるため、記録してなりすますこともできません。またカード1枚に複数のサービスを持たせられ、別々のエリアに保存され、別々のアクセスキーで守られます。
Suicaやお財布携帯だけでなく、WINDOWSのログインや、会員制のサイトのログオンなどパスワードの代わりにFeliCAカードをかざすだけで代用でき、1枚のカードでいろいろな用途に使えます。FeliCaはSONYが開発した技術なので、VAIOの全機種とNECや東芝の一部の機種に搭載されています。今後ますます普及しそうな気がします。