ルーターのDHCP機能によりIPアドレスを自動的にふると、接続するたびにIPアドレスが変わってしまう。特定の機器に割り当てるIPアドレスを固定したほうが管理が楽だし、セキュリティ上好ましい。今回はRTX1210などのYAMAHAルーターを使ってMACアドレスと割り当てるIPアドレスを紐付ける方法について説明します。
目次
RTX1210の設定をTFTPによりダウンロード
tftpコマンドにより現在のconfigをダウンロード。DHCP configurationの部分だけを下に示してあります。
DHCPサーバー機能ON
以下の2行はDHCPサーバー機能をONにしますよという宣言→
dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
DHCPにより割り当てるIPアドレスの範囲を指定
仮に192.168.100.101から192.168.100.120にIPアドレスの範囲を指定する場合
→dhcp scope 1 192.168.100.101-192.168.100.120
割り当てるIPアドレスとMACアドレスを紐付け
192.168.100.101にMACアドレス11:22:33:44:55:66の機器を追加
→dhcp scope bind 192.168.100.101 ethernet 11:22:33:44:55:66
新しいWi-Fi機器を設定する場合
DHCP範囲を広げる
新たなIPアドレス192.168.100.100を追加するために192.168.100.101-192.168.100.120を192.168.100.100-192.168.100.120に変更して範囲を広げる
dhcp scope 1 192.168.100.100-192.168.100.120
192.168.100.100を新たなIPアドレスとして追加
新たな機器のMACアドレスを22:33:44:55:66:77とした場合
→dhcp scope bind 192.168.100.100 ethernet 22:33:44:55:66:77を追加
TFTPによりRTX1210にアップロード
修正したconfig.txtをTFTPによりアップロードすれば完了です