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YAMAHAルーター「RTX1210」を導入してみた

2005年からYAMAHAのルーターRTX1100を10年以上使っていましたが、まったく故障しなかった。個人が扱えるVPNルーターとしてはYAMAHAのルーターは今でも一番人気のようです。YAMAHAのルーターはある程度のネットの知識がないと自力で設定するのは難しいかもしれませんが、書籍もいくつか出版されているし、ネットの情報も多いので頑張ればなんとかなります。

RTX1100はハードウェア処理によるVPN機能(IPsec)を搭載し、VPNによるLAN間接続、リモートアクセスに利用していました。RTX1100を使う前はCISCOルーター、ファイアーウオール、Contivityをネットワンに設定してもらっていたのですが、会社の構成が変わるたびに再設定してもらう必要があった。CISCOもある程度の時間をかければ自力で設定できるようになったかもしれないけど、情報も少なかった。そういう時代に個人で設定できるYAMAHAのルーターは貴重だったわけですね。

今ではLAN間接続はフレッツ閉域網のフレッツVPNワイドを利用していて、フレッツグループアクセスライト月額700円よりは高くなったが、1拠点1800円。閉域網の方がインターネットVPNよりセキュリティは安心ですし、インターネットVPNは各拠点にISPとの契約が必要ですが、閉域網を使えばISPは1契約で済みます。

今回RTX1100からRTX1210に変更したのは、レイヤ2VPNが使えることです。iPhoneやandroid系のスマホにはL2TPによるリモートアクセスクライアント機能が標準装備されています。今までiPhoneからはPPTPによるリモートアクセスをしていましたが、PPTPはIPsecに比べるとセキュリティは低め。短時間なら大丈夫だけど、常時接続は危ないそうです。もうPPTPは時代遅れなのかもしれません。RTX1210に装備されているレイヤ2VPNはIPsecを利用した暗号化を装備(L2TP over IPsec)しているのでセキュリティ上も安心ですね。

RTX1210の設定まとめ(旧RTXシリーズからの乗り換え)

とりあえずインターネット接続開通するためには、以下の手順が最速と思われます。

  • LANアドレスの初期設定は192.168.100.1
    ※RTX1100はアドレスすら登録されていなかったのでRS232CでPCで接続して、Teratermを使ってtelnetでアドレス登録から設定する必要があった
  • RTX1100の設定configをtftpでダウンロードしておく
  • RTX1210の192.168.100.1にログイン
    • パスワードをRTX1100と同じに設定
    • PCからtftp機能が使えるように「tftp host any」をコマンド入力しておく
  • RTX1210にダウンロードしてconfigをアップロード

RTX1100の管理画面からISP接続を切断しておいたほうがいいかもしれません。RTX1210を設置してLAN1とLAN2のケーブルを差し替える。ISP接続を切断しておかないと前のセッションがしばらく生きていて、ISPに接続できませんでした。5分くらいでセッションが切れてISPとの接続が成功しました。

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